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飯盒について

2018年5月16日

飯盒について

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キャンプ、アウトドアでご飯が食べたい、そんな時欠かせないのがこの飯盒(ハンゴウ)です。キャンプ、アウトドアクッキングをする中で、この外でご飯を炊くという作業はいかにも「これがキャンプやアウトドアだ!」と叫びたくなるくらいの雰囲気を満喫出来ます。

飯盒とは?
本来の飯盒はアルミ製で、深底にできているものをいいます。現在「兵式」飯盒と呼ばれているものは、上から見るとソラマメのような形をしています。これは日本に限らず、各国の軍用飯盒に見られる形でした。

この形にはいろいろな説があり

●多数の飯盒を棒を通して同時に炊飯するときに、全体の幅が狭くできるので、効率的だから

●ベルトにつけて携行する際に、体にフィットさせて邪魔にならないようにするため

●均一に火が当たりにくい焚火での炊飯でも、対流によって全体に熱が回りやすく、しっかり米を炊いたり、料理ができるため

等と言われています。
どれが本当なのか、また全部正しいのか、なかなか答えには行き着かない感じで今に至ります。ただし底面積が狭くコンロやキャンプ用ストーブで炊くのには向かないため、近年は普通の深鍋のような円筒型のものが多く販売されるようになりました。筆者も主に丸型を使っています。

本体のほかに外蓋と中蓋があり、それぞれ食器として使用出来ます。もちろん、外蓋と内蓋はそれだけでなく、旧軍標準では1食は米2合であるが、掛子(かけご)と呼ばれた中蓋は、すり切り1杯で2合の容量、そして外蓋1杯の水でちょうど2合の飯が炊けるようになっていました。それを計算して作られていたわけですね。

飯盒の歴史
飯盒はキャンプやアウトドアでご飯を炊くものとして使われているために、日本が発祥なのではないかという意見もちらほら聞いた事がありますが、元はヨーロッパで使われていたもので、スープを入れ、火にかける容器であり、個人用のフライパンでした。それが日本に渡ってきた言われています。

年代ははっきりしませんが、明治維新の後、徳川慶喜が自宅にて飯盒にて米を炊き楽しんだという逸話があることから、洋式軍隊と共に日本に入って来たのでは?と言われたり、第一次世界大戦頃から使用されていたのではないかという説もあります。ともあれ、日本の食文化からして、キャンプやアウトドアでご飯を炊く用品となったのは自然な流れだったのかもしれません。

飯盒炊爨(はんごうすいさん)
さて、簡単なご飯の炊き方です。飯盒でご飯を炊く事を飯盒炊爨(はんごうすいさん)といいますよく 飯盒炊飯(はんごうすいはん)と言われるのですが、これは間違いですので知っておくといいでしょう。 それでは、簡単ではありますが、体験談をふまえて、ご飯の炊き方です。

1.米を研ぐ
一番簡単なのはボールなので研ぐ事ですが、飯盒で研ぐなら、まず1~2回手で軽く研ぎます。次に、蓋をしっかりして飯盒ごと振りましょう。筆者は初め強くふり過ぎて、蓋から水が漏れて飛んだり、米が割れたりしたので、適度に振って下さい。そしてもう1~2回軽くぬかを洗えばOK。精米技術の進歩によりこれだけで十分です。それすら面倒なら無洗米でもいいでしょう。

2.水を入れる
飯盒に入れる水の量は、今は大体の飯盒に米の合数に合わせて水を入れるマーク等があると思うので、それに従って水を入れましょう。無い時は中蓋で米すりきりで入れたら、外蓋一杯の水、もしくは米から1~2㎝上に水が来るくらい入れましょう。そして、20~30分放置しておいて下さい。

3.炊く
一番重要な作業と言える炊く作業。ジャーの様に自動とはいきませんので、コツや方法があります。まず中蓋をしていたら、中蓋はとって下さい。火に掛けた時、まずは弱火です。弱火とは炎が、飯盒の底からはみ出さないくらいの事です。沸騰してきたら、蓋が上がり吹きこぼれが始まるので、石等を上において蓋が上がらないようにしましょう。ここで火を強くして下さい。飯盒が火に包まれるくらいでも大丈夫です。怖がらないで攻めて下さい!そして近くに木の棒や割り箸があったら、それで蓋を触って下さい。グラグラと沸騰の振動が伝わってくると思いますが、それがなくなったら炊き上がりです。おこげ等が欲しい場合は、匂いを嗅ぎながら炊き続け、焦げの匂いが少ししたらもう完成です。

4.蒸らす
炊き上がったといってもすぐ蓋を開けてはいけません!その後に飯盒をひっくり返して蒸らします。これは底が一番熱いために、そのまま蒸らすと底に必要以上に焦げが出来てしまうからです。またひっくり返す事によりおこげも蒸らされる為に剥がしやすく美味しくなります。

そしてここで最大の注意ですが、底は叩かないで下さい!早く下にご飯を落とそうと叩くと底が変形してしまいます。自然と落ちますので大丈夫。かく言う筆者もはじめそれをしらずにバンバン叩いていたので、かなりボコボコになってしまいまいした…。気をつけましょう。そして15分~20分蒸らして完成です。火力やバーナー、コンロによって時間も大分違いますが、大体の流れを知っておけば対応出来ると思います。

リカバー
飯盒を炊く係の方にとって一番の心配は、炊きの失敗です。芯が残ったり、べちゃべちゃすぎたりすると、周りの視線はそれはそれは冷ややかなものとなり、突き刺さります。そこで、リカバー方法です。

1.芯があり焦げが無い
大さじ1~1杯半のお酒を入れて、5分から10分弱火より少し弱し火で火にかけて下さい。そして、ひっくり返して、20分くらい蒸しましょう。

2.芯がありべちゃべちゃ
もう一度火に掛けましょう。水分を飛ばすイメージですので、火は弱火です。焦げないよう注意して下さい。

3.ただべちゃべちゃ
全体的に掻き混ぜて少し弱火にかけてみましょう。蓋はしないでいいです。

4.かなり焦げた
残念ながら、メニュー変更です…リカバーが駄目でも、いつまでもうろたえているわけにはいきません!メニュー変更です!やわらか系だったら雑炊等に、焦げ系だったら焼きおにぎりや焼きおにぎり茶漬けに。カレーがすでに出来ていたら、ご飯のかわりにうどん等にしてしまいましょう!そうすればあの冷ややかな視線から自分を守れます!独自のメニューも考えておくと尚いいですね。

いかかがでしょうか。失敗も含めてキャンプ、アウトドアをしている!感が満喫出来ると思います。そしてご飯を炊くという作業を手作業でする事もいい経験だと思います。ご飯が嫌いな人でなければ一度は経験してみてください。 ※お子様等がいる場合は、火に近い作業が多いので、火傷や怪我には十分注意して下さい。